お香がクジラで作られる?

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お香がクジラで作られるって、どういうこと?

お香好きのあなたは「りゅうぜんこう」、こんな言葉を聞いたことがありますか?

 

“龍涎香”と書きまして、海でお馴染みのクジラが関係しているお香の原料です。

 

どうやら、「なんでも鑑定団」でも一度紹介された過去があったようですね。

 

では、クジラが関係するお香の原料である龍涎香(りゅうぜんこう)について、ご説明してみたいと思います。

クジラのお香ってどんなの?

龍涎香(りゅうぜんこう)は、マッコウクジラの腸内に病気により発生する結石です。

 

香料の一種で、お香の原料となるものです。

 

クジラの結石の形状は、お香の原料と言っても単なる石に見える物体にすぎません。

 

色はグレー色の物が最高とされ、鑑定価格は数百万円とも言われるそうです。

 

ただし、青や黄色など数種類の色が存在するともいわれて、めったにお目に掛かることの出来ない奇石の一種かと考えられます。

 

クジラからの排泄物とも言われており、または死後によって死骸の一部として出て来た龍涎香が海に漂うことで、海岸の砂浜で打ち上げられていることがあるようです。

 

龍涎香は、水よりも軽いため海に浮かぶそうです。

 

お香の種類としては、植物系樹脂・香木が多い中、2〜3種類とされる数少ない動物系香料のひとつです。

クジラのお香の龍涎香〜歴史、使い方について〜

クジラ由来のお香の原料「龍涎香(りゅうぜんこう)」は、アンバーグリス(英: Ambergris)「灰色の琥珀」を意味するフランス語が語源と言われています。

 

7世紀初めにアラビア人によって価値が付けられたと言われています。

 

ペルシャ湾、インド洋の各地の海岸沿いで、多数発見されていたようです。

 

唐時代末期(900年頃)にアラビア人によって中国へ伝わり、良い香りと他の自然物には無い色と形状から、「竜の涎沫(よだれ)の固まったもの」を意味して「竜涎香」と呼ばれて、室町時代(1400年頃)に日本へ渡来してきたと考えられます。

 

そして日本でクジラ由来の龍涎香(りゅうぜんこう)は、白檀と特に相性が合い、高級な線香のみに使用されました。

 

貴重な香りとして扱われたのでしょう。

 

龍涎香の効能の特徴は、香りその物では無く、他の香料と混ぜ合せることによって、その香りをいつまでも長めに保てるということのようです。

 

特に、香水には大いに活用されたとのことです。

 

ただ、大変貴重な香料だったため1984年以降、商業捕鯨の全面禁止が発令されて、すでにアンバー・龍涎香を入手することは、不可能となりました。

 

しかし、クジラの腸の病気が原因で出来た結石が、なぜお香の一種として珍重され続けたのかは、とても不思議ですね。

 

あまり良い香りではなかったとか。

 

竜のヨダレとも表現されるくらいの珍品だったはずです。

 

ちなみに現在は、科学香料(アンブロキサン)で代用されています。

 

匂い・香りのお香に世界、まだまだ知らない不思議な世界なのかもしれません。

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